ヘルパーが本音で困るNG行動と、信頼される利用者の共通点
訪問介護や訪問看護を利用している中で、
「ヘルパーさんとの関係がなんとなくぎこちない」
「以前より対応が事務的になった気がする」
と感じたことはありませんか。
実はその背景に、利用者や家族が無意識に取ってしまっているNG行動が隠れているケースは少なくありません。
私自身、介護現場に関わる中で
「利用者さん本人は良い人なのに、家族対応が原因で支援が難しくなる」
「小さな一言がきっかけで信頼関係が一気に崩れる」
という場面を何度も見てきました。
この記事では、現場の声をもとにしたリアルなNG行動と、
逆に「この利用者さんは支援しやすい」と感じられるポイントまで、わかりやすく解説します。
ヘルパーが嫌がりやすいNG行動とは?
NG①「やってもらって当たり前」という態度
訪問介護・訪問看護は、介護保険・医療保険で定められた支援です。
しかし現場では、
- 「ついでにこれもやって」
- 「前の人はやってくれた」
- 「これくらい普通でしょ」
といった言葉が、無意識に出てしまうことがあります。
たとえ一つひとつは小さな依頼でも、
制度外の支援を“当然”として扱われることは、ヘルパーにとって大きな精神的負担になります。
NG② 命令口調・高圧的な態度(ハラスメント一歩手前)
- 「それ違うでしょ」
- 「早くして」
- 「言わなくても分かるでしょ」
本人に悪気がなくても、言い方ひとつで関係は悪化します。
ヘルパーは家政婦ではなく、専門職として生活を支えるパートナーです。
尊重されていないと感じた瞬間、信頼関係は一気に崩れます。
NG③ プライベートに踏み込みすぎる
訪問型のサービスは「家に入る仕事」だからこそ、距離感が非常に重要です。
- 恋愛や家族関係をしつこく聞く
- 住所や私生活を詮索する
- 個人的な連絡先を聞こうとする
こうした行為は、ヘルパーにとって強いストレスになります。
あくまで「業務上の関係」であることを意識することが大切です。
NG④ 直前キャンセル・頻繁な予定変更
体調不良による変更は仕方ありません。
しかし、
- 理由のない当日キャンセル
- 直前変更が頻繁に続く
- 連絡が遅い
といった状況が重なると、ヘルパー側のスケジュールや収入にも影響が出ます。
結果として、「この利用者さんの担当は大変」という印象を持たれてしまうこともあります。
NG⑤ 感謝やねぎらいの言葉がまったくない
現場でよく聞くのが、
「ありがとうの一言がないのが一番つらい」
という声です。
特別な言葉は必要ありません。
「今日も助かりました」
それだけで、現場の空気は大きく変わります。
NG⑥ 情報共有をしない・連絡ノートを活用しない
訪問介護・訪問看護では、情報共有が命です。
- 体調の変化
- 薬の変更
- 通院やデイサービスの予定変更
これらが共有されていないと、適切な支援ができません。
「前に言いましたよね?」と思っていても、
担当者が変われば伝わっていないケースも多くあります。
口頭+連絡ノートの併用が理想です。
逆に「信頼される利用者・家族」に共通する行動
- できる・できないを理解している
- 困ったことは早めに相談する
- 小さな変化でも共有してくれる
- 感謝を言葉にしてくれる
これだけで、支援の質は驚くほど安定します。
まとめ|良い関係が、良い在宅生活につながる
ヘルパーが嫌がるNG行動の多くは、悪意のない無意識の行動です。
しかし、それが積み重なることで信頼関係が壊れてしまうこともあります。
訪問介護・訪問看護は「人と人との支援」。
相手を尊重し、感謝を忘れないことが、
結果的に自分や家族にとって一番安心できる環境につながります。

