初期のサインを見逃さない!介護疲れの初期サイン

「まだ大丈夫」

「もう少し頑張れる」

そう思いながら介護を続けているうちに、気づいたときには心も体も限界に近づいていた、というケースは少なくありません。

介護疲れは、いきなり強く現れるのではなく、少しずつ積み重なっていくことがあります。

だからこそ、初期サインに気づけるかどうかがとても重要です。

この記事では、見逃しやすい介護疲れの初期サインと、早めにできる対処法について解説します。

介護疲れは気づきにくい理由

「自分は大丈夫」と思い込みやすい

介護をしている方は責任感が強く、「自分がやらないと」と抱え込みやすい傾向があります。

そのため、多少の疲れやストレスを「当たり前」として見過ごしてしまうことがあります。

周囲に理解されにくい

介護の大変さは、実際に経験していないと伝わりにくいものです。

「それくらい大丈夫」と言われてしまい、自分のつらさにふたをしてしまうこともあります。

見逃しやすい初期サイン

イライラしやすくなる

以前なら気にならなかったことに対して、強くイライラしてしまうことはありませんか。

厚生労働省の家族介護者支援マニュアルでも、介護者の状態として「わけもなくイライラとしてしまう」が挙げられています。

疲れが取れない

しっかり休んでも「なんとなくだるい」「しんどさが続く」と感じる場合は要注意です。

介護による疲労が積み重なっている可能性があります。

気分が落ち込みやすい

「何もしたくない」

「やる気が出ない」

こうした状態が続く場合は、心の疲れが表れている可能性があります。

介護者では、抑うつ気分、無気力、集中しづらさなどがみられることがあります。

自分の時間を後回しにしている

気づけば自分のことは後回しで、休息や趣味の時間がなくなっている。

こうした状態は、介護負担が偏っているサインの一つです。

放置するとどうなる?

うつ状態につながることがある

初期サインを見過ごし続けると、気分の落ち込みが強くなり、うつ状態や抑うつ状態につながることがあります。

身体的な不調が増える

頭痛、肩こり、不眠、食欲低下など、体の不調として現れることもあります。

介護者の心身の不調は、介護の質にも影響し得ます。

介護の継続が難しくなることもある

無理を続けた結果、介護を続けること自体が難しくなることもあります。

厚生労働省も、悩みやストレスを一人で抱え込み、適切な対応が取られない場合、介護者と要介護者の共倒れにつながる懸念があるとしています。

初期サインに気づいたときの対処法

小さく休むことを意識する

「まとまった休みが取れないから無理」と感じる方も多いですが、まずは10分でもよいので、一人で気持ちを落ち着ける時間をつくることが大切です。

誰かに話す

家族や友人、ケアマネジャー、地域包括支援センターなどに気持ちを話すだけでも、負担が軽くなることがあります。

言葉にすることで、自分の状態に気づきやすくなることもあります。

訪問介護・訪問看護を活用する

日常の支援を専門職に任せることで、心と体の余裕をつくることができます。

「まだ大丈夫」と思っている段階で利用を検討することも大切です。

介護保険サービス等を活用しながら介護を継続していくことは、家族介護者支援でも重要な視点とされています。

「頑張りすぎない」ことが大切

介護は長期にわたることも多く、無理を続けると、心身の不調が強くなることがあります。

少ししんどいと感じた時点で対策を取ることが、結果的にご本人にもご家族にも良い環境につながります。

まとめ

介護疲れは、イライラ、だるさ、気分の落ち込み、睡眠不足などの初期サインとして現れることがあります。

こうしたサインを見逃さず、早めに対処することがとても大切です。

一人で抱え込まず、訪問介護・訪問看護などのサービスや周囲の支援を上手に活用しながら、無理のない介護を続けていきましょう。

また、気分の落ち込みや不眠、食欲低下などが続く場合は、介護疲れだけでなく治療が必要な状態が隠れていることもあるため、早めに医療機関へ相談することも大切です。

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