【保存版】訪問看護で「できないこと」一覧|意外と多い勘違いと正しい使い方
訪問看護は、住み慣れた自宅で療養を続けたい方にとって、とても心強い医療サービスです。
しかし実際には、
- 「病院みたいに何でもしてくれると思っていた」
- 「お願いしたら断られて戸惑った」
という声も少なくありません。
これは、訪問看護の役割や制度上のルールが十分に知られていないことが原因です。
この記事では、
一見できそうで実はできないことを中心に、
「なぜできないのか」「代わりに何ができるのか」まで、現場視点でわかりやすく解説します。
訪問看護は「医療サービス」であって万能ではない
まず大前提として、訪問看護は
医師の指示に基づいて行う医療ケア
です。
そのため、病院と同じように見えても、
制度上・法律上できないことが明確に決められています。
医師の指示がない医療行為はできない
看護師が訪問するため、医療行為は幅広く対応できますが、
医師の指示書がない状態での判断・処置は不可です。
できそうでできない例
- 医師の指示書なしでの注射・点滴・処置
- 看護師の判断だけでの処方変更
- 新しい薬の開始・中止・増減
👉
「薬が合わない気がする」「症状が変わった」という相談は可能ですが、
決定・変更は医師のみが行います。
介護や家事の「代行サービス」はできない
訪問看護は、あくまで医療ケアが中心です。
介護保険の訪問介護(ヘルパー)とは役割が異なります。
できそうでできない例
- 掃除・洗濯を日常的に任せる
- 買い物代行
- 調理を任せる
👉
ただし、
- 栄養状態を確認しながらの食事アドバイス
- 服薬や体調管理の一環としての生活指導
といった「医療視点での関与」は可能です。
24時間付き添う・常駐することはできない
「夜が不安だから、そばにいてほしい」
という気持ちはとても自然ですが、訪問看護は滞在型サービスではありません。
できそうでできない例
- 夜通しの見守り
- 病院のような常時監視体制
👉
多くのステーションでは
- 夜間・休日のオンコール対応
- 必要時の緊急訪問
は行っていますが、
常に自宅にいるサービスではありません。
保険制度の範囲外のことは対応不可
訪問看護は、医療保険・介護保険の制度内で提供されます。
できそうでできない例
- ペットの世話
- 医療目的でない外出の付き添い
- 冠婚葬祭への同行
👉
ただし、
- 病院受診の付き添い
- 医療的判断が必要な外出
は、条件次第で可能なケースもあります。
専門リハビリはリハビリ職の担当
看護師も簡単な運動指導は行えますが、
専門的・継続的なリハビリは専門職の領域です。
できそうでできない例
- 本格的な歩行訓練プログラムの作成
- 筋力トレーニングの長期計画
- 専門評価に基づくリハビリ管理
👉
これらは、理学療法士・作業療法士などが担当します。
よくある勘違いと現場の本音
実際の現場では、
- 「お願いしたら怒られると思っていた」
- 「できない理由を丁寧に説明してもらえて安心した」
という声が多くあります。
訪問看護は断るためのサービスではなく、正しく使ってもらうためのサービスです。
できないことがあるのは、利用者を守るためのルールでもあります。
まとめ|「できないこと」を知ると訪問看護はもっと使いやすくなる
訪問看護は、
- 医師の指示が必要
- 家事代行は不可
- 常駐はしない
など、できないこともありますが、
その分、医療の専門性と安心感に特化したサービスです。
できる範囲・できない範囲を理解したうえで、
- 医師
- ケアマネジャー
- 訪問看護ステーション
と連携していくことで、在宅療養はぐっと安心なものになります。


